自家製本格派キムチ キムチハウス

キムチハウスで人気の白菜キムチ(手前)とカクテキ(左奥)、チャンジャ(右奥)

地元野菜で作る評判の逸品

神奈川県中央部から北西部にある5つのダム湖「やまなみ五湖」地域の生産者が、地域の自然の恵みを生かして作り上げた特産品「やまなみグッズ」。今回は相模原市緑区のキムチハウスの自家製本格派「キムチ」を紹介します。

「地元ではたくさんの野菜が採れます。朝と晩が冷え込むのは韓国の気候と似ていて、キムチづくりに適していますね。うちで仕入れている地元農家の野菜は農薬も使っていないので安心で、本当においしいです」。そう話すのはキムチハウスの店主、本坊慶子さんです。

人気の白菜キムチを手にする本坊さん

アットホームな店舗は交流の場

キムチハウスは相模湖と津久井湖の間に広がる里山の住宅地に佇んでいます。本坊さんの自宅一階にキムチの販売スペースがあり、本場の韓国料理が味わえるレストラン「コリアハウス」も併設されています。取材したこの日(11月平日)は気さくな店主、本坊さんを慕って地元の常連さんたちが掘りごたつのある部屋でランチを楽しみながら話を弾ませていました。キムチ、韓国料理を通じて地域交流の場になっているようです。

韓国出身の本坊さんはもともと貿易関連の仕事をしていましたが、結婚を機にこの地で暮らし始めました。韓国の家庭料理の味を母親から教え込まれ、姉が料理研究家でもあることから、本坊さん自身がつくる韓国料理もおいしいと周囲では評判だったといいます。子育てが始まり、「自宅でできる仕事はないか」と考えたとき、地元の人たちの後押しもあって1997年にキムチ専門店を開きました。

その後の「韓流ブーム」の追い風もあり、本坊さんがつくる自家製キムチが話題となり、横浜方面や県外からわざわざ訪れる人も増えたといいます。そこで「遠くから来てキムチだけ買って帰るのではなく、食事もしたい」というお客さんからの声があり、韓国料理のレストランも始めたそうです。

熟成で生まれる酸味が引き出す深い旨み


店内の冷蔵庫には、販売用のパックに仕分けられたキムチがずらり

本坊さんが毎日、店内で一から丁寧に仕込み、野菜の収穫時期によって多い時には、全17種類のキムチを販売しています。白菜やカクテキ、オイキムチ、チャンジャは定番の人気メニューといいます。そのほかにもイカやタコなど本場仕込みのキムチがずらりと揃います。本坊さん流の熟成によって生まれる爽やかな酸味が、深い旨みを引き出し、多くのファンを惹きつけています。

唐辛子などのスパイスは全て韓国から輸入し、野菜は基本的に地元で採れた旬のものを使っています。例えば白菜は、キムチとの相性がいい品種の種を韓国から取り寄せて、地元の農家に栽培してもらっているといいます。「化学調味料は使っていないのですべてが自然の味わい。地元の白菜は11月末から2月までが旬で、本当においしいですね」と本坊さん。事前に予約を入れれば、好みの食材をキムチにしてくれるサービスにも応じています。


自宅1階に設けられたアットホームな店舗

現在はキムチハウスでの販売だけでなく、八王子市内や相模原市内の居酒屋や焼き肉店に卸しているほか、地元のレジャー施設の売店でも取り扱われ、好評を博しています。また、テレビ番組で紹介されることもあり、店内にずらりと貼られた有名タレントのサイン色紙は、その人気を物語っています。

「ここからは離れたくないですね。住めば都です。お客さんも地元の皆さんも本当に温かくて」と笑顔。本坊さんがつくるキムチを通じ、交流の輪はまだまだ広がりそうです。

店舗は不定休のため、来店前には必ず電話連絡で確認してほしいとのことです。

【商品情報】(一部)
白菜キムチ(330g)640円
カクテキ(330g)590円
オイキムチ(きゅうり/300g)590円
ネギキムチ(170g)650円
にんにくキムチ(180g)980円
チャンジャ(270g)1,980円

【店舗情報】
キムチ専門店「キムチハウス」
住所:相模原市緑区若柳642-6
定休日:不定休※来店する際には必ず電話で確認を
電話:042-685-0488

【主な取扱店舗】
JA神奈川つくい農畜産物直売所あぐりんずつくい
住所:相模原市緑区中野625-1
営業時間:4月~11月10:00~17:30 ※日・祝日は17:00まで/12月~3月10:00~17:00
定休日:毎月第3水曜日、12月31日~1月4日
電話:042-850-4183

さがみ湖MORI MORI売店
住所:相模原市緑区若柳1634 さがみ湖MORI MORI内
さがみ湖MORI MORIの営業時間等はさがみ湖MORI MORIホームページをご確認下さい。

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