天狗岩~藤野やまなみ温泉 (3月8日現在)

相模原市緑区

天狗岩のボート乗り場(3月8日撮影)

先日、相模湖に面した天狗岩に、ワカサギ釣りに行きました。
天狗岩のワカサギ釣りでは、初心者でも楽しく参加できるドーム船と手漕ぎボートの貸し出しがあり、ワカサギ釣りの道具一式もレンタルできます。事前にドーム船の予約確認はしたものの、予約でいっぱいで、今回はボートを借りました。

あいにくの雨で、傘やレインコートも持ち合わせていませんでしたが、天狗岩のお店の方がボートにパラソルを乗せて張ってくれたり、座っていてもお尻が痛くならないように座布団を貸してくれたりと、とても親切にしていただきました。

手漕ぎボートと釣り道具一式をレンタルした後、ライフジャケットを着て出発、釣り場まではお店の方に連れていってもらいました。実のところ、釣り自体、私はほとんど経験がなく、以前、奥相模湖の神之川キャンプ場で放流されたマスを釣ったぐらいで、その時、思ったよりもマスを釣ることができたため、今回も淡い期待をしていました。
ただ、その期待とはうらはらに、釣り場に着いた後、準備を始めましたが、かなり手間取ってしまいました。私が初心者だからだと思いますが、釣竿に餌を仕掛けることに一苦労で、ワカサギを呼び寄せるためのまき餌も、本来は少しずつまくところを、一気に湖にまいてしまい、揚句の果てには、ボートがかなり揺れることに動揺していました。餌を求めてか、アヒルが目の前まで来てくれて嬉しくなりましたが、ボートが揺れるたびに、アヒルが揺らしているのでは・・・とも思ってしまいました。

ボートに近づいてくるアヒル(3月8日撮影)

釣竿に餌を仕掛け終えて、ようやく釣りを開始しました。周りを見渡すと、私と同じように、手漕ぎボートでワカサギ釣りを楽しんでいる方をはじめ、ドーム船にはワカサギ釣りを楽しんでいる複数の家族連れがいました。「2匹釣れた!」といった子どもの声も聞こえました。
私の方はというと、一向に釣れる気配はなく、じっと耐えていましたが、ただただ時間が過ぎていき、また、雨も強くなってきたため、1時間30分ほどで断念しました。結局、1匹も釣ることができませんでした・・・
お店に戻って、お店の方に「あれ、もう帰ってきちゃったの!」と言われてしまいました・・・今回は反省ばかりで、次回、ワカサギ釣りをする時は、事前準備を含め、リベンジしたいと思いました。

天狗岩周辺には他にも見所があり、車で5分のところにある岩楯尾山は、ヤマツツジが4月下旬に見頃を迎えます。また、岩楯尾神社の前の階段を上ったところには、朱色のヤマツツジのトンネルが出現し、見晴台もあって、山々を一望できる展望スポットになっています。

ワカサギ釣りを楽しむ人たち(3月8日撮影)

関連リンク:天狗岩関連リンク:マス釣り体験

ワカサギ釣りで悔しい思いをした後、小原宿本陣という歴史ある建物を見学しに移動しました。ただ、改装工事中で中に入ることができず、どうしようかと思っていたところ、すぐ近くにある小原の郷で、このあたりの歴史のことについて触れることができました。

小原宿本陣は江戸時代の参勤交代で宿として使われていた場所で、200年以上前の建物が残っていて、神奈川県の重要文化財に指定されています。秋には甲州街道小原宿本陣祭があり、火縄銃の演技披露や大名行列など迫力のあるイベントが開催されます。

小原宿本陣を後にし、県立相模湖公園に行きました。少しのんびりしようと思っていましたが、雨がなかなか止まず・・・公園も人がまばらでした。ただ、護岸で釣りをしている男性グループがいたり、アヒルの遊覧船が動いていたり、ボート部が練習していたりといった風景を見ることができました。
晴れの日は、湖でカヌーやボートを楽しんだり、芝生の広場でボール遊びをしたり、商店街で昔ながらのゲームを楽しんだりと、緑と水に囲まれてゆっくり過ごせる公園です。

改装工事中の小原宿本陣外観(3月8日撮影)

小原の郷外観(3月8日撮影)

関連リンク:相模原市観光協会HP関連リンク:相模湖観光協会HP

県立相模湖公園を出て、車で10~15分のところにある「キッチン たかはし」で昼食を取りました。
町の洋食屋さんという感じで、お店自体はそれほど大きくありませんが、綺麗なテーブル、可愛らしい小物が飾られている雰囲気の良いお店でした。

注文したのはハンバーグセットとサイコロステーキセットで、ハンバーグセットは大きめのハンバーグに、見るからに美味しそうなデミグラスソースがかかっていて、想像する通りの美味しさでした。サイコロステーキセットは一口サイズのやわらかそうな牛肉にガーリックが乗っていて、一つ食べたら二つ三つと、箸が止まりませんでした。本当に美味しかったです。

キッチン たかはし外観(3月8日撮影)

ハンバーグセット(3月8日撮影)

お昼を終え、幸いにも雨も止んで、国道412号沿いの史跡と花めぐりに向かいました。ここからはぶらりと散歩しながら散策します。

まず向かったのは正覚寺です。5月には滝つつじが見頃を迎え、さらに12月ごろには五色つばきも楽しめます。少し登ったところの高台には見晴台があり、街並みを見下ろせるようになっています。

正覚寺を後にして、国道沿いを20分ほど歩いたところで側道に入ると、3月下旬に見頃を迎える桜並木(阿津桜)があり、満開を迎える頃には一面桜並木が広がりそうです。想像するだけでも、とても綺麗ですので、見頃に改めて来たいと思いました。

桜並木からさらに30分ぐらい歩くと、その昔、武田信玄率いる武田軍が打ち取った首を洗ったといわれる首洗い池があります。木々でうっそうとしているあたり、雰囲気を醸し出しています。また、このあたりに石器時代の遺跡やさがみ湖カタクリの郷もあります。

どんどん歩いていくと、津久井湖が見えてきます。ボートのレンタルや釣りを楽しむこともできるみたいです。また、花の名前は分かりませんが、綺麗に咲いている花が一面に広がっていましたので、ついつい撮ってしまいました。

2時間30分~3時間ほど、歩いて散策しましたが、相模原の自然や街並み、歴史などに触れることができて良かったです。

最後に、藤野やまなみ温泉に行き、夕方ということもあり、大勢の方がいらっしゃいましたが、ゆっくり温泉に浸かりました。

今回は相模湖周辺でいろいろなことに触れましたが、この他にも楽しむところがたくさんありますので、足を運んでいただけると、良い思い出作りができるかと思います。

正覚寺外観(3月8日撮影)

津久井湖周辺で、思わず撮ってしまった花(3月8日撮影)

関連リンク:相模湖観光協会HP関連リンク:藤野やまなみ温泉 特集一覧へ