夏の大野山

山北町

梅雨も明けて、とっても暑い今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。熱中症にかかっていませんか?今年の夏のキーワードは、ズバリ、「涼」。
というわけで、さわやかな風を求めて、山北町の隠れた展望スポット、大野山に行って来ました。

大野山の乳牛育成牧場は、都市の中で経営を営む県内酪農家の雌子牛を、十分な運動場でのびのびと育てるための牧場です。標高723mの山頂一体には、牧草地が広がり、富士山や丹沢湖、相模湾から丹沢のやまなみまで、360度の眺望が楽しめます。
山頂の気温は、平地に比べて4~5度低く、遊歩道をたどって、さわやかなハイキングが楽しめます。

山頂直下からの、牧草地越しの足柄平野。夏のガスに遮られて、見えにくいかもしれませんが、相模湾の海まで見渡せました。空気の澄んだ日には、遠く江の島や房総半島まで見えるそうです。

(大野山乳牛育成牧場は平成28年3月31日廃止)

関東の富士見100景に選ばれた富士山の眺望は、この日は楽しめませんでしたが、北側に目を転じると、三保ダムと丹沢湖が見下ろせました。奥に丹沢湖のシンボル、永歳橋も見えています。

牧場のほぼ中央部にある「まきば館」。県産木材を活用したウッドデッキには、牛乳の自動販売機もあります。館内には、酪農や大野山の自然に関するパネルが展示され、休憩やトイレを利用することができます。
また、小学生などを対象とした「畜産交流教室」(バター作り、チーズ作り、ミルクタンクを使った擬似乳搾り、牛の餌やり、牛・牛乳・飼料の解説、牧場ウオークラリー等 )や地域の振興会などによる「地域交流行事」の拠点としても利用できるそうです。

関連リンク:神奈川県畜産課HP

最後に、大野山山麓の鹿牧場。共和鹿研究会が運営し、町おこしのために、鹿で話題作りを行なってます。100円で、鹿の餌も買えます。すぐそばには共和特産品販売所があり、土日には、足柄茶ほかの飲み物や、害獣として狩猟された鹿肉ソーセージも販売されています。

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