みずきフェスタと宮ヶ瀬24時間リレーマラソン

2011年の夏も残りわずか...。8月最後の土曜日は、各地でイベントが開催されたようですが、小生は、やまなみ五湖に関係の深い神奈川県内広域水道企業団の飯泉取水管理事務所で開催された「みずきフェスタ」と、宮ヶ瀬湖畔園地で開催された24時間リレーマラソンを見学してきました。

神奈川県内広域水道企業団の飯泉取水管理事務所は、東海道新幹線が酒匂川をわたる少し上流、小田原市飯泉にあり、上流の丹沢湖から流れてきた水を、県の東部まで送るための施設です。ここで取水した水が、県の企業庁や横浜・川崎・横須賀の水道事業者を通じて、各地に配水されています。

イベント当日は、施設内の見学、クイズラリー、酒匂川の野鳥観察会、巣箱づくり実習、講演会、きき水コーナーなどのほか、酒匂川漁協による鮎の塩焼きの販売や、山北町などの特産品の販売も行われました。
アンケートに答えると、企業団の水道水の缶詰、その名も「やまなみ五湖のブレンド水」をいただきました。なかなか美しいデザインなので、飯泉取水ぜきとのツーショットにしてみました。

酒匂川をせき止めた飯泉取水ぜきの下流には、魚をねらってコサギやアオサギ、ゴイサギやカワウなど、たくさんの水鳥が集まってきます。それを観察するために、双眼鏡や望遠鏡が用意され、親子連れの人気を集めていました。

企業団では、水を遠く相模原市の淵野辺にある接合井まで送るために、約12kmの導水管や、約30kmの導水トンネルを管理していますが、導水管に問題が起きた場合に備えて、会場の一画に予備の鋼管が展示されていました。その内径はなんと3.1m!こんな管を通って、毎日大量の水がはるか遠くまで送られているなんて、驚きですね。

「みずきフェスタ」は、9月17日(土)に海老名の社家取水管理事務所でも開催されるとのことです。この日は、奇しくも水源地域交流の里づくり推進協議会が、すぐ近くにある東名高速道路の海老名サービスエリア(下り車線)で行う「水源地域キャンペーン」の初日に当たります。秋の3連休に、東名高速でお出かけの方は「水源地域キャンペーン」、近場で秋の一日を楽しみたい方は、「みずきフェスタ」に参加してみてはいかがですか。

続いては、宮ヶ瀬湖24時間リレーマラソンのレポートです。
このイベントは、 (財)宮ヶ瀬ダム周辺振興財団と宮ヶ瀬水の郷観光協同組合の主催で、宮ヶ瀬ダム完成10周年記念事業として昨年始まり、今回が第2回目。宮ヶ瀬湖畔園地内の、1周約1.8kmのコースを、6~15人のチームで24時間かけて走るリレー・マラソン大会です。
スタート は8月27日(土)午前10時、フィニッシュが 翌28日(日)の午前10時ということで、小生は夕方から夜にかけて見学したのですが、あいにくの雨模様の中を、皆さん懸命に走っていらっしゃいました。

園地内のけやき広場には、チームごとにレンタルされたテントが建ち並び、普段の湖畔とは感じが違います。その周りを巡るランナーに、同じチームの方々が送る声援や、会場に流れる音楽が、雰囲気を盛り上げていました。日中には奥のステージで、様々なサブイベントも行われたようです。

関連リンク:宮ヶ瀬湖24時間リレーマラソン公式ページ

夏の一昼夜、たすきをつないで走る大会は、職場や仲間の一体感を再確認する良い機会になるそうで、今年は187チームが参加し、ランナーの総数は2000人を超えたそうです。
参加チームのリストを見ると、埼玉や千葉からとおぼしきチーム名がちらほら、さらに、「チーム相模灘」などという名も...。これは、やまなみグッズでおなじみの、あの蔵元のチームかな?

今回は大会のテーマも「絆」とし、東日本大震災の被災地から招かれたチームも参加するということで、被災地に送るメッセージの寄せ書きも募っていました。

宵闇がせまると、会場のところどころに小規模のイルミネーションが点灯され、休息中のランナーや応援の皆さんが写真に収めていました。

夜には水の郷大吊り橋のイルミネーションも点灯され、ますます幻想的な雰囲気です。こんな風景の中を走っていくランナーは、どんな気分なのでしょうか。

小生は、8時頃、小雨の降る会場を退散しましたが、この後もランナーの皆さんはチームで走り続け、翌日のフィニッシュを迎えたことでしょう。皆さん、無事に走り終えたでしょうか?
宮ヶ瀬湖を気に入ってくれたかな?

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