震災から1年、宮ヶ瀬湖の虹

清川村

3月も中旬に入りましたが、今年は例年になく寒風が身にしみます。

あの東日本大震災から丸1年。宮ヶ瀬湖畔園地では、3月11日に「みやがせフェスタ特別版~宮ヶ瀬から伝える未来への贈り物」と題して、復興支援と環境保全の大切さを訴えるイベントが行われました。

宮ヶ瀬に向かう途中、清川村煤ヶ谷では、JAあつぎ清川支所向かいの紅梅がやっと咲き始めました。
昨年は3月5日の時点で後ろの白梅も咲いており、グラデーションが楽しめましたが、今年は白梅はまだまだです。やまなみ五湖地域の各地の梅も、これからが本番のようです。

(参考)清川村の梅(2011年3月5日撮影)

「みやがせフェスタ特別版~宮ヶ瀬から伝える未来への贈り物」では、野外音楽堂でのパフォーマンスと、地域物産展、復興支援鍋を含む軽飲食コーナー、被災地への募金活動、ターゲットバードゴルフの体験などが行われました。
曇り空の下、時折日が射す程度の寒い一日でしたが、野外音楽堂では、復興支援に取り組むシンガーやアイドルグループ、地元の津軽三味線やフラダンスのグループによる熱演が披露されました。特に、フラダンス・グループはこの衣装。皆様、お風邪を召しませんでしたでしょうか?

さて、イベントが終わってから、久しぶりに宮ヶ瀬ビジターセンターの展示などを見学し、午後3時過ぎに外に出たら、ようやく広がってきた晴れ空に、天気雨がぱらついていました。宮ヶ瀬やまなみセンターの屋上から湖を眺めると、あれ? 年末にクリスマスツリーになる「もみの木」の向こうに、虹が出ているではありませんか!(写真では少しコントラストを上げていますが、虹がわかりますか?)

関連リンク:→ 2011年12月のジャンボ・クリスマスツリーのレポートは、こちら

もう一枚、アップの写真です。宮ヶ瀬湖には「虹の大橋」や大噴水「虹の妖精」がありますが、ここで本物の虹を見たのは初めてです。
単なる自然現象とはいえ、震災から1年の日に現れた虹。被災地にお住まいの方々や、各地に避難されている方々の、希望の虹となってほしいと思わずにはいられません。
改めて、被災地の一日も早い復興を、心よりお祈り申し上げます。

なお、宮ヶ瀬湖畔園地では、この後、4月7日(土)~4月15日(日)に宮ヶ瀬さくらまつりが開催され、4月8日(日)には、「宮ヶ瀬フェスタ春の陣」も同時開催されます。
一昨年の春の陣では、クリスマスツリーのもみの木と桜の花が、こんな競演を見せてくれましたが、今年はうまく咲いてくれるかな?
皆様、お誘い合わせの上、ぜひご参加下さい!

(2010.4.11撮影)

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