第1回山北町-川崎市交流事業

山北町

山北町と川崎市は、神奈川県と協働して、都市地域住民の水源地域に対する理解の促進と活力ある水源地域づくりをめざし、交流事業の実施に取り組むため、平成24年4月1日付で「水源地域における交流事業の実施に関する協定」を締結しました。
このことは、6月のレポートでも紹介しましたが、このたび、山北町-川崎市交流事業の第1回目が行われ、37名の川崎市民が山北町の旧共和小学校施設を訪れました。

当日は、8月には珍しく、尾根越しにくっきりとした富士山が、川崎市民を迎えてくれました。
山北町は神奈川県で最も富士山に近い町です。参加者からは、「いつも遠くに見える富士山が、こんなに近くに見えるところまで来たんだ!」という声が聞かれました。

川崎市からの参加者は、市内在住の小学3年生以上と保護者の皆さん。湯川山北町長や地元の方々の暖かい歓迎の挨拶の後、最初に共和地区で採れた竹をを使って、自分の箸、お椀、串を手づくりしました。
これが出来ないと、美味しいお昼ご飯が食べられないとあって、皆さん楽しみながらも真剣そのもの!

関連リンク:6月のレポート:山北町と川崎市の交流が進んでいます

次は旧共和小学校施設の校庭で、イワナのつかみどり。参加した子ども達は、すばっしこいイワナを相手におおはしゃぎ!お母さん、お父さんの分まで、しっかり捕まえていました。

捕まえたイワナを先ほど作った竹串にさして、炭火で焼いている間に、流しそうめんの時間です。
青竹を流れてくるそうめんを、自分で作った竹箸でキャッチして、竹のお椀でとっても美味しくいただきました。
あれ、誰だ?キュウリを流してるのは!?
おい、こら!カボチャの煮っ転がしを流すんじゃないってば!!

・・・と、いうわけで、流しそうめんが終わると、焼き上がったイワナがお待ちかねです。
こちらも美味しかったね~ぇ?

午後は、2グループに分かれて間伐・木工(巣箱)体験を実施しました。
鳥の巣箱づくりは、あらかじめカットされた板を、木工の手順に従い組み立てていくものですが、手順どおりに板を組み合わせ、釘を真っ直ぐに打つのは難しかったかな?
皆さん、上手くできたでしょうか?

間伐体験では、暑い中、NPO法人共和のもりの井上理事長から、水源地域の山林の保全が上手くいかないと、川崎市民に美味しい水が安定的に供給できず、そのためには、水源林の間伐が欠かせないと、熱心にレクチャーされ、川崎市民の方々も真剣に聴いていました。
光がさす静かな森林の中、地元スタッフのサポートで、川崎市民が20mはあろうかという杉の木にノコギリを入れていきます。杉が倒れるたびに歓声とどよめきが上がりました。

山北町の丹沢湖に貯えられた水は、下流の小田原市飯泉で取水され、川崎市の水道水の重要な水源になっています。
水を育む森を守るためには、様々な方の協力、長い年月と地道な努力が必要です。本事業のように、都市地域の方々が現地に足を運んで、実際に目で見て、体験してみることは、これからも良い水を生み出す水源地域を守り、次世代へ継承していく上で、非常に大切なことです。

川崎市の上下水道局では、こうした観点から、市民へのPRと山北町との交流をより深めるべく、今後もさらに様々なプログラムを実施する予定とのことです。川崎市民の皆さ~ん、待ってて下さいね!!

関連リンク:飯泉取水施設の紹介:イベントの夏開幕、みずきフェスタへ関連リンク:川崎市上下水道局からのご案内