2013年 ホタルの季節到来(その2)
上河原ほたるまつりレポート
今年の梅雨は、空模様がめまぐるしく変わり、まとまった雨が少ないようですが、神奈川県の水がめは、100%に近い貯水量があるようで、頼もしい限りです。そんな変わりやすい天気に一喜一憂しながら、2週間前の愛川町に続いて、6月22日の土曜日に藤野駅の北方、佐野川地区の上河原にホタルを見に行ってきました。
佐野川地区は茶畑と里山の緑の美しい山あいにあり、平成20年には(財) 森林文化協会と朝日新聞によって「にほんの里100選」に選定されています。その中心を流れる沢井川のほとりで、上河原たすきの会の皆さんがホタルを守り育て、例年6月下旬に「ほたるまつり」を開いています。
当日は藤野の特産品である柚子製品や、焼きそば、焼き鳥、フランクフルト、飲み物などが販売されたほか、東北各県の特産品コーナーも設けられていました。近隣の藤野北小学校が駐車場として開放されており、地元の老若男女のほか、遠方から車でやってきた人も、少なからずいたようで、売店も大いに賑っていました。
ここの魅力はホタルが飛ぶ流れと、観賞用の遊歩道の距離が近いことです。おかげで至近距離から幻想的な光の舞を、せせらぎの音、カジカガエルの美声をバックに、ゆっくり楽しむことができました。
今回は前回の露光不足を反省し、高感度フィルムで30秒ほどの露光時間で撮影してみましたが、さて、成果はいかがでしょうか。(やっぱり、デジタル一眼レフを買おうかなぁ)
ただし、これらの写真は長時間露光によりホタルの光跡を捉えたもので、現実とは全く違います。小さな光があちこちで明滅しながら舞う風情は、なかなか写真では再現できません。ぜひ現地でゆっくり楽しんでもらいたい光景です。
まだまだホタルは楽しめる?
ところで、遊歩道でホタルを鑑賞していると、隣にいた地元の方々が、「今度、藤野駅の向こう側でもホタル祭りがあるよね」と話していましたが、それは、7月6日(土)に開催予定の「綱子ホタル祭」のことかな?
関連リンク:ふじの森のがるでんセンター:綱子ホタル祭やまなみ五湖地域では、これまでも紹介してきたように、多くの場所で、地元の方々がホタルの生育環境保全活動をしており、6月から7月初めにかけて、あちこちで順番にホタル鑑賞イベントが開催されています。ネット上の告知も比較的充実しているので、いろいろなウェブサイトと天気予報を眺めて、最適な予定を立てることができるのがうれしいですね。さぁ、デジタル一眼を買えたら、次はどこに行こうかな?
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