面白ツァー満載!(^-^)/ 里の案内人 エコツーリズム(埼玉県飯能市)を体験
「皆さん、お静かに。あそこにムササビがいますよ…」
エコツァーガイドさんが高い木の穴からそっと覗くムササビの姿を示します。
なるほど、小さな穴の中から臆病そうに外を見る小さな顔。木の幹の色に溶け込んで見失いそうです。すぐに顔をひっこめてしまいました。残念!写真を取り損ねてしまった。(>_<;)
この五湖ナビでも紹介しております、神奈川県の水源地域の活性化や情報発信に取り組む人材である「里の案内人」の研修会が2013年1月24日に行われ、エコツーリズムに積極的に取り組む埼玉県飯能市を訪れました。
飯能市ではエコツーリズムを「自然環境や歴史・文化を対象とし、それらを楽しみながら体験、学ぶとともに、その保全にも責任を持つ観光のあり方」と定義しています。同市は都心から約50km、池袋から電車で約1時間の場所に位置し、人口8万2千人ほどです。市のエコツーリズム推進全体構想は環境省による認定第1号であり、市民と行政が協働して「『シシ森』里山動物散策ツァー」「西川材の里でひなめぐりと木の香の湯」など、実に様々なエコツァーが行われております。事業開始から6年たった2011年は、東日本大震災の影響があったものの、ツァー参加は2,000人あまり、120ほどのツァーを実施しているということです。。。
はじめに飯能市役所の方から市のエコツーリズムについての取組の講義を受けたあと、ご当地の食体験として「飯能すいーとん」を試食しました。終戦後の代用食の代名詞になっていたすいとんですが、アイディアひとつで和、洋、中華とバリエーションが楽しめるところが新鮮でした。
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その次は体験プログラム「魅力新発見!里山お散歩ツァー~天覧山編~」です。海抜195mの天覧山周辺をめぐるもので、麓の諏訪八幡神社、能仁寺をまわって山頂まで昇り、また、市民や行政、事業者が参加して再生に取り組んでいる谷津田も見学しました。
ガイドさんたちは実によく研究され、三択クイズなど様々なテクニックを用いて散策スポットを案内されていました。皆さんモチベーションが高く、独自に勉強されるなどスキル向上に努めていらっしゃるようです。2時間半のおさんぽウォーキングは、運動不足だとちょっとこたえる感じもしましたが、お天気に恵まれ気持ちよく散策をすることができました。
最後に案内してくださったガイドさんたちとの意見交換会が行われました。
ガイドさん達はツァーを担う人材育成の場であるエコツーリズムオープンカレッジを修了され、飯能をよく知りたい、あるいは定年退職後の生きがいにしたいといった動機からガイドを続けています。6人の方に対応していただきましたが、女性が多く(4人)、女性パワーを感じさせました。┏| ̄^ ̄* |┛ガッツポーズ
エコツーリズムを進めていくうえでガイドさん達が感じる課題は、エコツァーのPR不足、元々から居る地元の人の関心の薄いこと、エコツーリズムの理念があまり認知されていないことなどが挙げられていました。
地域は違いますが、同じように地域の活性化に取り組む里の案内人の方々は、熱心に質問をされたり、自分の地域でどういう風にエコツーリズムが取り入れられるかなどを話し合われていました。
魅力いっぱいの飯能エコツーリズムにご関心のある方はこちらへ。
水源地域4市町村の中で、「地域づくり・地域の活性化等の分野でリーダーとして活動されている方」や「地元イベント等においてインストラクターやガイドとして活動されている方」など、地域で精力的に活動されている方を市町村からご推薦いただき、「かながわ水源地域の案内人」として、その活動内容をインタビュ−やブログでご紹介しています
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