津久井湖
2005月9月27日

インタビュー:「小松・城北」里山をまもる会 斉藤利市さん

相模原市緑区(旧:城山町)

どんな活動を行っているのですか?

われわれは、平成元年に城北ホタルをまもる会を結成し、古道の整備、水路の整備などを17年間にわたってつづけています。高度経済成長期に除草剤や農薬などを使い過ぎた影響でほたるが激減しましたが、おかげさまでホタルは増えてきています。

そして、平成16年神奈川県の「里山モデル地区」に第1号認定され、「小松・城北」里山をまもる会としてスタートしました。

毎年6月下旬に“里山祭り”を行っております。川のふちには、あじさいを植えてあり、あじさいを見ながらほたるを見物できます。一晩に5,000人~7,000人のお客さんが来るほどになりました。

そのほか、“小松コスモスまつり”の運営、同会メンバーによる“城山かたくりの里”などもあります。“かたくり”は、昔、どこの山でも見られましたが、保護が必要な状況。城山かたくりの里は、1ヶ月に3万人もの来客があるそうです。

関連リンク:城山かたくりの里

まだ、手付かずの場所が2/3あり、松沢県知事が視察に来られた際、今後の計画をお話ししました。現在は、古道の整備を行っていますが、来年の正月からは、ふれあい水路の整備を進めるべく計画、子供達が自然観察できる遊歩道などを作っていきます。

イオン環境財団との親子授業のコラボレーションなども行っています。

現在、われわれの地区129所帯中、86所帯が一緒に活動を行っており、地域ぐるみで活動を行っているほか、地域の人の輪づくりにも役に立っています。さらに、地域外の方の参加も多く、参加してくれる人は、みんな仲間です。

われわれ仲間は、色々な職業の人がいますが、例えば建設業の人なら自分の機材を持ち込んで、自分の燃料代で活動を楽しんでいます。汗を流すのは平気なんです!“仕事やって何ぼ”というお金の問題じゃなく、ボランティア活動を楽しんでいるんです。

活動のときには、お金を出し合って奥様方に100人分のカレーを用意してもらったり、料亭のご主人も居たりするので、食事の面をお世話してもらったり、買ってきた物を調理するだけでは面白くないので、地元の山で取れた山菜を調理して食べたりもします。

“もちは、もちや”、色々な職業の人が居るので、面白いです。
“やってみると、ほんとうに楽しいんですよね~!”斎藤さんは、目を細めて語っていました。

都会の人達にとって、とても良い環境で、子供達も喜んでおり、率先して活動してくれます。学校も教育の一環として取り組んでくれています。今後も継続してくれそうです。

われわれは、認定第1号として、これから小田原、厚木などに活動が広がっていくのが楽しみです。

これら活動は、“プチエコじょうほく”、“小松川をまもる会”などの複数のボランティアグループから成り立っています。

関連リンク:イオン環境財団

ホームページでPRされたいことは?

ほたるの季節の1ヶ月間はパトロールをしていますが、ゴミの問題、乱獲の問題は否めません。
パトロール時間外にもお客さんは来るので、すべてを監督することはできません。

以前は、虫カゴ、虫取り網を持って乱獲している人が居ましたが、最近では、だいぶ良くなってきました。

●自分の出したゴミは、自分で持ち帰る。
●自然にあるものは、そのままに。取らない、持ち帰らない。

といったマナーが基本なのでしょう。

やまなみの事業・行事については、いかがでしょうか?

毎年、海老名サービスエリアで「やまなみ五湖自遊自感フェア」を行っていますが、こうやって違う地域の人と顔を合わせるのは、年に一度だけなんです。昨年も会いましたね。なんて、会話が良いですね。

城北窯戸工房(じょうほく・かまど・こうぼう)についても紹介してください。

城北窯戸工房は、現在、定年退職者7名で年配のベテラン職人に指導を受け、3年間活動を行っています。木、竹の伐採、切り出しから炭焼き、販売までのすべてを手がけています。炭焼きの体験学習なども実施していますが、炭焼きは時間が掛かるので大変です。

材料の木や竹は、ホタル保護活動における古道整備などで出た材料の資源活用なのです。このようにしてできた炭製品は、やまなみグッズにも指定されており、間伐材の木炭、木酢液、古道整備の竹炭、竹酢液などがあります。木炭は水の浄化や室内の空気の浄化、木酢液は、生花の水、金魚の水槽など、水の浄化に効果があります。