津久井湖
2007月10月31日

インタビュー: 昆虫写真家 安川源通さん

相模原市緑区(旧:津久井町)

昆虫写真家 安川源通氏

「里山 津久井をまもる会」の安川源通(やすかわ・もとみち)さんを以前(2005年10月)にもご紹介しました。今回は、昆虫写真家としての安川さんをフォーカスしてみたいと思います。

安川さんは、東京の大学で昆虫学を専攻。その後、昆虫写真家としてデビュー。

写真に興味をもったのは、ウォルトディズニーのドキュメンタリー映画「砂漠は生きている」(1953作品)を見て、自然を映像表現する素晴らしさに心打たれたそうです。

そして現在は、里山の自然を後世に伝えることをテーマとして、いろいろな活動を進めています。

ミヤマカミキリの産卵 安川さんの人生は、まさに昆虫写真一筋。

不肖レポーターは、あれこれと色々なことに手を出してしまう八方美人。生き物が大好きなので、敬服せずにはいられない・・

津久井町の里山が安川さんのフィールド。毎日午前中は津久井の里山のどこかに出かけて、フィールドワーク(自然観察&写真撮影)をされているとの事。雨の日も欠かすことは無いそうです。

フィールドで安川さんに出会ったならば、ちょっとお声掛けしてみれば、ミニ観察会が始まるかも(レポーターはそんな日が来るのが楽しみです)。

写真右は、2007年夏に撮影したミヤマカミキリの産卵シーン。

ミヤマカミキリの産卵

安川さんの著書

安川さんは、過去に3冊の写真絵本の出版経験をもっており、写真左から「あしながばち」「かまきり」「あめんぼ」、誠文堂新光社から1985年に出版され、現在はネット・オークションでプレミアが付いているそうです。

写真はもちろん、文章も安川さんご自身によるもので、愛情あふれるやさしい文がつづられています。

「好きな昆虫は何ですか?」と伺ってみたところ、ちょっと考えた後に「アメンボ」と「オオムラサキ」と答えられました。

安川さんの写真絵本

NPO法人里山津久井をまもる会

「NPO法人里山津久井をまもる会」の活動における子供たちに里山を知ってもらうことの目的は、里山の良さ、自然に親しむ楽しさ、里山を大切にしようという気持ちなどを、子供たちに伝え、将来の里山を守る人材を育成するのが最大の目的と語ります。

写真は今年度より実施するようになった道志川でのチュービング川下りの様子。

チュービング川下り

カミキリの残した穴を解説中

ネイチャーフォト教室では子供から大人まで、写真を通じて里山の自然を体感してもらい、自然の大切さを伝承するのが目的のようです。

取材当日は、津久井城山公園の雑木林にてミニ教室を開催してもらいました。

右の写真は、コナラの木肌の傷について説明してもらっているところで、カミキリの産卵により穴が開き(写真2枚目参照)、それが樹木の自然治癒力で埋まった穴です。この穴からは樹液がしみ出るので、夏には多くの昆虫が集まるそうです。

雲居寺の紅葉 秋のネイチャーフォト教室では、誰もが取っ付きやすく撮影できる紅葉を撮影対象に選んでいるそうです。

昆虫・草花などのクローズアップ撮影となると、それなりに機材を用意しなければなりませんが、紅葉ならばカメラ付き携帯電話でも十分撮影でき、何よりも見て撮って美しい!

里の案内人ツアーのタイトルは、「津久井の山里デジカメネイチャーフォト教室」とあえてデジカメと付けておられます。

デジカメならばフィルム代も掛からないし、何よりも結果が早くでます。その手返しの良さは教室にはピッタリですよ。

安川さんご自身も、100%デジカメ。画像処理はもちろん、ホームページやブログ等も開設されパソコンライフも楽しんでいらっしゃいます。

ブログ「津久井百楽」は、毎日のフィールドワークの成果が順次掲載されているとともにコメントにも丁寧に答えてくださっています。是非、安川ワールド「津久井百楽」にアクセスしてみてください。

雲居寺の紅葉

関連リンク:津久井百楽(安川さんのBlog)