山北のスッポン加工品

山北町

雲一つなく絵葉書のような富士山が見える秋晴れの日、山北町「瀬戸スッポン養殖場」を訪ねました。

「瀬戸スッポン養殖場」は、JR山北駅下車徒歩10分。国道246号線 宮地交差点を入っですぐの場所にあり、酒匂川を流れる水を利用してスッポンを養殖・加工・販売しています。スッポンはすぐれた健康食品であり、加工品の「スポヘルス」は、オール・イン・ワンのサプリメントといえるでしょう。

○脱サラ・開業・スッポンとともに28年

瀬戸スッポン養殖場の瀬戸孝司さんは、45歳で脱サラ、スッポン養殖にチャレンジしました。開業当時、スッポン養殖の情報は何一つ無く、養殖場を営んでいる他県の養殖場に出向くなどして教えを乞いましたが、誰一人まともな育て方を教えてくれる人はなかったそうです。そんな中、トライ&エラーを繰り返しスッポン養殖技術を確立。経営を軌道に乗せるのには、10年掛かりましたと瀬戸さん。

○スッポン養殖をしていて何が一番良かったことですか?

「家族が健康になったことが一番です!」と瀬戸さん

スッポンを家族にも利用させたことで、体調の悪かったお母様、奥様が元気になりました。瀬戸さん自身も疲れ知らずの毎日を送っており、スッポンの効用を広く一般にも普及したいと考え、各種加工品を開発したのです。

写真の瀬戸さんを見れば、肌の色艶も良く活気にあふれていることがわかりますよね。

○スッポンを育てる上での苦労は?

スッポンは、とても神経質な動物です。
開業当初は、自動車の交通量も少なく静かな場所でしたが、このところ交通量が増え、育て難くなっています。スッポンを子亀の状態で仕入れ、成亀に育てるのですが平均3割程が死んでしまいます。死因のほとんどがストレスからの共食い。猫に殺されることも多いのですが、静かな良い環境が必要です。
神経質な性格上、外的から隠れられるように養殖池にはアオコや浮き草があるのがちょうど良く、清流ほどの水質は必要ないそうです。レポータが子亀の養殖池を案内していただいたときには、子亀たち全員が隠れてしまいました。

○スッポンが成亀になるまでの期間は?

自然に育てれば、3~4年掛かりますが、当養殖場では1年5ヶ月で育てるノウハウを確立しています。また、成長剤、油など添加物は一切使用していません。なぜならば、育てたスッポンの大半が加工品の原料になるので、油の多いスッポンだと加工品が酸化してしまい品質が保持できません。

○スッポンに噛み付かれたら雷が鳴るまで離さないという話は本当ですか?

「よく聞かれる話かもしれないので申しわけありませんが、雷が鳴るまで離さないって本当ですか?」と質問をしたところ、「その質問待っていました」という雰囲気で、「本当ですよ!」と噛み傷のある親指を見せてくださいました。
「夏場のスッポンは、噛まれても水の中に入れれば離れますが、冬場のスッポンは冬眠状態で活性が低く噛み付いたら離しませんよ」
骨までガブリ!と食いつくのではなく、皮をつねる様な噛み付き方をしますので、縫うほどではないそうです。

スッポンをさばく際、最初に首を落としますが、「落とした首に噛み付かれて10分~20分離れなかった」ことがありますよ。

また、別のケースでは、スッポンをさばいている途中で用事が入ったので、冷蔵庫に入れたら忘れてしまって「4日経って気づいて取り出したら動いたのには、驚きました」 などエピソードは沢山。

神経質で気弱な面もあるのですが、スッポンの細胞の生命力は非常に強いのです。

○生のスッポンを料理してみたいのですが・・・

生きたスッポンを自分でさばいて、調理するのは難しいので、さばいたスッポンを販売しています。

家庭では、お鍋が一番良いと思いますが、レシピを同封しているのでそれを参考に調理して味わうことができます。その際のポイントは少なくとも2時間以上煮込むことが秘訣です。スッポンはとにかくスープが美味しく、煮込めば、煮込むほどおいしい味が出てきます。

家庭で時間をかけて煮込んでこそ美味いので、ぜひ、ご家庭でご賞味ください!

4人~5人前の鍋用スッポン 4,200円、5人~6人前の鍋用スッポン 5,250円(地方発送しております)

○スッポンパワーを手軽に利用する

スッポンは、古くから漢方薬として使用されてきました。良い細胞、良い血を作る元となり、血液を浄化し、血行を良くする効能があり、エネルギー源にもなる万能な健康食品なのです。

スッポンの効能については、当養殖場のホームページにさらに詳しく書いてあります。毎日料理で摂取するのは大変なので、加工品を開発したわけです。

スポヘルスを利用するなら、毎日2回、朝と晩に1包。スッポンの卵を利用するなら、毎日1個。あるいは、疲れたな?と思ったときに1日2~3個を疲れを感じなくなるまで続けると良いでしょう。

さらに手軽に利用できるのは、スッポンドリンク、スッポンスープで、いわば入門編といったところでしょうか。 疲れたな?と思ったら1本召し上がってみてください。

なお、スポヘルスは、フリーズドライ製造設備のある協力工場にて、スッポンスープ、スッポンドリンクは自社工場にて家族総出で作っています。

インタビュー途中、一本どうぞ!とスッポンドリンクをご馳走になりました。以前飲んだときはリンゴ味でしたが、今回はパイナップル味でした。「体調によって、味の感じ方が変わるミラクルな面もあるんですよ」と瀬戸さん。取材が終わる頃、レポーターの額には、汗・・・早起き取材で眠かったのも忘れて口の回りも良くなっているのに気づいて驚きを感じました。

関連リンク:瀬戸スッポン養殖場HP

○直接お店に来られるお客さんも多いですよ。

直接お店に来られるお客さんも多く、学校や老人会などの見学も喜んで対応しています。

映画「釣りバカ日誌5」のロケ地として撮影協力したこともあり、西田敏行さんの色紙や写真が飾られているほか、年に数回のテレビ、雑誌の取材にも対応されているとの事。立ち寄ってエピソードを聞いてみるのも面白いですよ!

国道246号線宮地交差点を足柄方面へ入ってすぐ。山北町役場から徒歩で5分といった立地です。

住所:神奈川県足柄上郡山北町山北751
電話:0465-75-0188 (フリーダイヤル 0120-750-188)

関連リンク:瀬戸スッポン養殖場HP