「泰平堂製菓舗」

相模原市緑区(旧:津久井町)

やまなみグッズ「百合最中」

明治10年創業の老舗の和菓子屋さん

今回お訪ねしたつくり手さんは、「百合最中」「栗どら焼き」を作っていらっしゃる「泰平堂製菓舗」の奈良社長です。

泰平堂製菓舗は、明治10年に創業といいますから、その歴史は130年以上になります!
奈良社長は、その4代目として、伝統の味を大切に受け継ぎ、おいしい和菓子を作り続けています。

そんな老舗の泰平堂製菓舗は、国道412号線沿いにお店を構えています。

ちょっと歴史の話になりますが、泰平堂製菓舗が創業した明治の頃、日本の輸出品として大きな割合を占めていたのが絹織物でした。

東京都の八王子市が当時絹織物の集散地となっていたのですが、泰平堂製菓舗のお店のあるあたりは、絹織物の産地だったお隣の愛川町から八王子への道すがらとして栄えていた場所なのです。いうなれば「明治のシルクロード」ともいうべき場所でしょうか?

やまなみグッズ「栗どら焼き」

地元にこだわった伝統の商品

そんな歴史を背負った泰平堂製菓舗の商品には、地元の名産やシンボルをモチーフにしているものが多くあります。

やまなみグッズの「百合最中」は、神奈川県の花、やまゆりをモチーフにした最中です。最中の表面にユリの花が刻まれています。

「栗どら焼き」は、津久井名産で「かながわブランド」にもなっている栗にちなんでいます。大きなクリをまるごと一個入れてしまった特大のどら焼きは、一個で十分食べ応えがあります。

他にも、以前特集でも取材したやまなみの伝統食「酒まんじゅう」も自慢の一品です。

泰平堂製菓舗の「酒まんじゅう」

やまなみ「グッズ」と「地域」への熱い想い

「うちの商品だけでなく、いかに丹沢周辺地域を東京・横浜などの都市部に売り込みに行くか、やまなみ五湖地域を都市部にアピールするか、それが大切だと思うんですよ。」
ご主人にお話しをうかがっている内に、地域おこしのビジョンに熱がこもりはじめました。
「個々のお店で売り出しても大きな効果はないですが、『やまなみグッズ』として連携していけば大きな力になります。」

実際いろいろな物産イベントに『やまなみグッズ』として参加すると、「あらそんなものがあるのね」と、いままで知らなかったお客様に購入していただくきっかけになる…その後、観光客としてやまなみ五湖地域を訪れ、実際の店舗で購入してくださるお客様も増えているそうです。

「『やまなみグッズ』の商品は、みんな良い商品ですよ。作り手のみなさんそれぞれ自信を持って作っています。でも、それをどうやって売っていくか、まだまだ努力できる部分が多々あるんです。
店舗にいらっしゃるお客様は、その店舗を既に知っていて来訪されるわけです。
しかし、物産イベントにいらっしゃるお客様は『やまなみグッズ』のことなど知らない方がほとんどです。
その中でどうやってお客様に商品をアピールし喜ばれる商品としていくのか。。。
お客様の生の反応が受けとれて、とても勉強になります。
他の商品とどうやって差別化していくのか、皆で勉強して改善していくきっかけにしていけるのです。
そういう意味でも、都市部の物産イベントに出かけていく意味は大きいんです!」

“作り手”としてだけでなく、その先の“売り手”としての視点、さらに地域全体としての視点で奔走・奮闘されている奈良社長。
「お客様に、『やまなみグッズ』『やまなみ五湖地域』をアピールするためには、自分達自身がやまなみ五湖地域を愛していないとお客様に伝わらないですよね」
商品への自信と愛着はもちろんのこと、地域そのものを愛し、その先を見ていくことが重要である…未来まで見る熱い想いが感じられました。

泰平堂製菓舗さんのお店

やまなみグッズ「百合最中」

やまなみグッズ「栗どら焼き」

津久井を愛し、地元の活性化に力をつくす

最近では出張販売にも力を入れていて、東京などで行われる物産イベントにも地元の皆さんを束ねて積極的に参加し、津久井をアピールしています。
昨年は、そんなイベントに年間130日も参加されていたことになるとか…皆さんも知らないうちにどこかで会っているかもしれませんね。
そんな奈良社長の奮闘記は下記のブログでチェックできます。

お伺いした後、ブログをチェックしてみると、先日、相模原市内有志で東日本大震災の被災地である岩手県大船渡市に行き、炊出し支援を行ったとのことです。頭が下がります。

実は、お会いする前は「創業130年の老舗のご主人だから職人気質の気難しい方では?」と想像していました。
しかし、お話を伺っていると冗談好きの軽いノリの方のように思えてきて…
でもさらにお話しを伺っていくと、地元の活性化に奔走・奮闘する熱い心を持った人であることがわかる…
伝統の味を守る菓子舗の4代目は、実にエネルギッシュで素敵なご主人でした。

店舗情報:泰平堂製菓舗
【所在地】〒252-0156 相模原市緑区青山292-1
【電話】042-784-0419
【営業時間】AM8:00~PM7:00
【定休日】火曜日

地元のアピールに尽力する奈良社長

関連リンク:津久井の老舗泰平堂のイベント日記関連リンク:やまなみグッズ「百合最中」 関連リンク: やまなみグッズ「栗どら焼き」