■神奈中バス一日フリー乗車券でグルっと巡り 「新酒と酒粕を求める篇」 ~その3~

鳥居原ふれあいの館行きバス

■久保田酒造から大矢孝酒造へ移動

ここからは、3本のバスを乗り継いで大矢孝酒造へと向かいます。

久保田酒造の最寄バス停は「無料庵(むりょうあん)」ですが、「鳥居原ふれあいの館」行きの車線には、何とバス停がありません!

久保田酒造の大きな看板の下で待ち、バスが着たら手を挙げれば停まってくれますのでご安心を・・

「鳥居原ふれあいの館」行きに乗り5分程度で「串川橋」バス停に到着。

信号を渡り、厚木方面へと少し歩いたところに厚木・愛川方面へと向かう「串川橋」バス停があります。

「串川橋」からは「半原」行きに乗って、終点の「半原」まで向かいます。接続が良く数分間の待ち時間でした。

計画よりも10分も早く「半原」に到着してしまいました。

すると、「淵野辺駅南口」行きのバスが待機していたので、これに乗ることにしました(いずれにせよ、田代方面へ行くバスならばOKです)。

走りながら風景を見ていると大矢孝酒造の前に「愛川田代局前」バス停が見えたので下車。

バス3本の乗り継ぎは、トン・トン・トンという感じでタイミング良く思った以上に楽でした。

半原行きバス

淵野辺駅南口行きバス

■大矢孝(たかし)酒造さん

文政13年(1830年)に創業して以来、この地で日本酒を醸し続けています。清冽な中津川の伏流水と選び抜かれた酒米を使用した飲み飽きのしない味わい深いお酒です。

また、「全量純米蔵を目指す会」に参加しての活動や同会のファンドを受けての酒造りを進めているなど、近年注目されている若手当主・杜氏の大矢俊介さんが「蓬莱」を醸しています。

「全量純米蔵を目指す会」へのリンクは、インフォメーションの後に掲載しました。

◆今年の新酒

★蓬莱 本醸造しぼり立て

 精米歩合68%

★蓬莱 純米酒黒ラベル

 道産米使用、精米歩合60%

★蓬莱 純米酒「祭晴」

 愛川産祭晴使用、精米歩合60%
 無濾過、火入れなしの生酒、加水なしの原酒で、アルコール度数は、17~18度。

★蓬莱 純米吟醸酒

 秋田産美山錦使用

大矢孝酒造さんの大ケヤキ

蓬莱新酒

◎本日2回目の利酒です。

そろそろ、利酒にしませんか?と大矢当主。

上記の新酒4種が並んだと思ったら、蓬莱のロゴの入った大きな利き猪口が4つ並んだのには大感激。きまぐれ特派員氏の顔付きも真剣になります・・

不肖レポーターにとって「祭晴」はお気に入りの一本。「祭晴」とは名前がとにかく楽しい雰囲気です。お燗にするとすごく美味しいお酒です。

新酒「祭晴」と熟成タイプの「祭晴」の違いを教えていただきました。

新酒20BYの「祭晴」は、無濾過・火入れ無し・加水無しの生原酒でアルコール度数も17~18度と高め。これに対して熟成タイプ19BYの「祭晴」は、濾過・火入れ・加水でアルコール度数15~16度。

実はこの正月、不肖レポーターは新酒の「祭晴」を楽しんだのですが、冷やして良し、常温で良し、お燗にして良しでした(吟・新・生・原の文字があっても、色々試してみるべし)。

◆大矢孝酒造株式会社インフォメーション

営業日 9:00~18:00 年中無休(1月1日~1月3日を除く)
住 所 〒243-0306 愛川町田代521
電話046-281-0028 FAX046-281-4090

蔵見学をされる方は、事前に電話でお問い合わせください(季節のお酒を試飲できます)。

※通販不可(HPに販売店掲載。電話/FAX等でお問い合わせくだされば販売店紹介可)

アクセス
小田急本厚木駅から「半原」行(厚02系統)にて約40分「田代」下車徒歩2分

JR淵野辺駅南口から「半原」行(淵59系統)にて約32分「愛川田代局前」下車すぐ

全量純米蔵を目指す会」の「全量純米蔵ファンド2008」を受けて造っているお酒は、全国ブランドの「昇龍蓬莱」です。今年の1月から仕込を開始。4月には新酒。10月には冷おろし。2011年4月には、2年熟成酒として出荷されます。

また、「昇龍蓬莱」を使用した「蓬莱ゼリー」は愛川町のパティシエの「今井聡さん」、プロデュース&流通は「酒プラザイノウエ」の3社の合作です。

是非一度、お試しください!

蓬莱の新酒を利く

蓬莱ラインナップ

関連リンク:大矢孝酒造HP関連リンク:全量純米蔵を目指す会HP

■今回のコースマップ

今回もハンディGPSを携えて、軌跡を記録してみました。

右画像をクリックすれば拡大できます。以下のリンク地図は高解像度版です(ご覧になってみてください)。

今回のコースを勝手に「津久井・愛川酒蔵巡り逆コの字コース」と命名しました!

■編集後記

私ごとですが、以前は酒処と言えば新潟、兵庫(灘)、東北、土佐というイメージでしたが、実際に飲んでみると「やななみ地域の日本酒は実に旨い」と思いました。

丹沢山塊という水源を背後にひかえた「やななみ地域」ですから水が良いのは言うまでもなく普段飲んでいる水源と同じという点で「身土不二」とでも言いましょうか、体質的にも合う気がします。

ですが、今回の取材を通じて何よりも強く感じたことは、「情熱的な造り手がていねいに丹精込めて醸している」ということです。

仕込みの時期のやまなみ地域は氷点下にもなる寒い地域。一方、麹室(こうじむろ)は30度以上。酒造りは30度もの温度差を行き交う過酷な現場。昼夜・休日の関係なく酒造りは行われているのです。

直接買いに行ける地元の日本酒をお燗してゆっくりと嗜んでみると、蔵人や女将さんの顔が浮かんできて、楽しく美味しい至福の時が流れます。「友達が丹精込めて造った酒を嗜む」という感覚が素晴らしい酔い心地へといざなってくれるのです。

この編集後記を自宅でぬる燗やりながら修正したのも事実。宮ヶ瀬で手に入れたフキノトウの佃煮をちょっとつまんだりしながら(笑)・・

最後に不肖レポーターの愛する三蔵三酒をご紹介(ご参考になれば嬉しく思います)。

清水酒造:生もと純米吟醸「鳳暦」
久保田酒造:特別純米「相模灘」
大矢孝酒造:純米「蓬莱・祭晴」

追伸 ぼちぼち城山町の「赤カブの酢漬け」が出ているでしょう。これで一杯やりたいなぁ~
やまなみ地域の食べ物とお酒がこれまた相性が良いので、色々とお試しください。

今回のコースマップ

大矢さんちの大ケヤキ(夏バージョン)