交流の里をめぐる ~山北町の交流の里~(前編)

山北町

厳しい酷暑が続く夏から、そろそろ朝晩の涼しい風が秋を思わせる頃となりました。夏休みには、ドライブ、オートキャンプやハイキングなどでにぎわったやまなみ五湖地域は、これから秋深くなる頃にかけても、行楽先として楽しめる場所です。今回は、5月からシリーズでお送りしている特集記事「交流の里をめぐる」の第三回として、山北町の交流の里をご紹介します。山北町には、山北駅付近の「公園文化の里やまきた」と、丹沢湖周辺の「丹沢湖ふれあい健康村」の二ヶ所の交流の里があります。

関連リンク:公園文化の里やまきた関連リンク:丹沢湖ふれあい健康村

◆公園文化の里やまきた

「公園文化の里やまきた」は、JR御殿場線山北駅周辺、北は大野山から南は河村城址、洒水の滝に至るまでの広い範囲にまたがる地域です。
今回は、残暑の中に涼を求めて、河村城址を経由し、洒水の滝で観瀑というコースを歩いてみました。
この道は、山北町で「森林セラピーロード」として登録されていて、ウォーキングによる健康増進イベントの舞台として活用されています。

山北駅の裏、鉄道公園あたりから国道246号線をくぐるトンネルの先は、緑のトンネルで、蝉の声が周り中から響いてきます。
まだこのあたりは舗装された道路ですが、坂は最初からかなり勾配があり、これから河村城址に向かう道の厳しさを予感させます。

コース入口の看板

盛翁寺参道が入口

関連リンク:森林セラピーに対する山北町の取り組み(山北町ホームページ)

入口にある盛翁寺を過ぎて登っていくと、舗装路は途中で途絶え、コケがぬめるスロープと、丸太で作った階段のちょっと歩きづらい道に変わります。
森林浴にはもってこいですが、さすが難攻不落と言われた山城の跡…かなり厳しい登り道です。

河村城は、平安時代から戦国時代まで山北の地を鎮守し、最後は小田原北条氏の支配下、豊臣秀吉の小田原攻めで落城したと言われています。数多くの国境が重なり、古くから交通の要衝だったこの地の重要性がわかる史跡です。
中腹あたりから写真のような案内看板つきの人工的な地形が目に付くようになり、ここが城跡であることを実感できるようになります。こちらは城の落城とともにお姫様が身を投げたという伝説のある「お姫井戸」です。

城址を登る階段

「お姫井戸」

頂上はこちらの「本城郭」で、現在は桜や杉にふち取られた広い緑地となっています。折りしも太陽は真上で、さすがに汗がしたたります。
桜の木陰でちょっと一休みしていると、涼やかな秋を思わせる風が吹き抜け、疲労を拭い去ってくれるかのようでした。

さて、疲れが抜けた所で出発です。洒水の滝には、上ってきた山北駅からの道と丁度反対側にある山道を下っていく道をたどります。
登りよりさらに足場の悪い道で、時折クマザサに覆われて足元が見えなくなるような所もあります。お出かけの時には足回りにご注意ください。

頂上の「本城郭」

日向側への下山道

道を城址の反対側、日向まで抜けると舗装された道に戻ることができてホッとします。
ここから、少し距離はあるものの平坦な道を歩いて、酒匂川を渡った先が洒水の滝の入口です。
酒匂川もこのあたりではまだ川幅はそれほど広くもありません。上流にカメラを向けると、東名高速道路の橋が見えています。

洒水の滝に向かっては、写真のような遊歩道がのびています。途中、休憩所や飲食店もありますし、駐車場も滝近くにありますので、ドライブで寄るにも便利な場所です(駐車場は狭いですのでご注意ください)。

~後編に続く~

酒匂川上流を望む

洒水の滝散策路

関連リンク:交流の里をめぐる ~山北町の交流の里~(後編)